えんとつ町のプペル
…将来何になりたい?
…夢を持ちましょう!
子供達にそう言っておきながら、いざ夢も希望も壊すのは大人達だ。
心の片隅にトラウマを抱えて成長していくとやがて負のDNAとなって引き継がれていく。
素直に信じ続ける事が出来たルビッチ少年より、悔しくも夢を握りつぶされたアントニオ少年に心が惹かれるのは、そうやって大人になってしまったからに違いない。
えんとつ町のプペルはオープニング曲がHYDE様*という理由だけで映画館に足を運んだ。
原作の西野亮廣氏の事も予備知識無く、氏がいろいろ賑わしていたらしい事も後で知った。(どうでもいい事だが)
画もストーリーも美しくてわかりやすい。
わかりやすいんだけど、いろいろな意味を込めたんだな…と言うのが伝わってくる。どこまでメッセージを受け取るかは人それぞれなんだけど、子供でも大人でも一緒に楽しめる思う。
まだ上映中でネタバレになるからストーリーには触れないが、藤森慎吾氏が演じたスコップがとても良かった。ディズニーに出て来そうなキャラでとてもリズミカルに場面を流していく。山寺宏一氏さながら早口で長いセリフをこなすのは見事でしたね。
2021年1本目の映画として楽しく鑑賞できました☆
映画の時間 2021 ①
注釈)HYDE様*…L'Arc〜en〜Cielのボーカル